~後悔しないために~家・土地を売る前に知っておきたい高額売却のコツ&税金対策
2025/03/02
~後悔しないために~家・土地を売る前に知っておきたい高額売却のコツ&税金対策
不動産投資家やマイホーム売却希望者にとって、土地の売買は大きな経済的な意味を持っています。
適切な価格設定と費用の見積もりは、売却を成功に繋がります。
このブログでは、土地を有利な条件で販売するためのコツから、正しい価格査定の重要性、そして売却に伴う費用や税金についてわかりやすくご紹介します。
土地売却に関する知識を深めたい方は、ぜひこのブログを参考にしてみてください。
1. 土地を高く売るための12のコツ
土地を効果的に売るためには、高い価格を得るためのいくつかの戦略を検討することが大切です。
☝1.建物の有無を考える
古い建物がある場合、それを取り壊す前に、そのままの状態で売却を試みることが有効です。
古家を求める買い手がいるため、まずは建物付きで出すことをおすすめします。
もし売却がうまくいかない場合は、その後に更地にすることを検討してみましょう。
☝2. 地域市場の動向を把握する
土地の適正価格を設定するには、その地域の市場価格を正確に理解しておくことが大切です。
公示地価や路線価、実際の取引データを調べることで、競争力のある価格設定が可能になります。
☝3. 隣接地の取得を考慮する
形状的に不利な土地であれば、隣地を取得することで価値を高めることができます。
特にアクセスが悪い土地は、隣接地を加えたりすることで、買い手にとって魅力的に映ります。
☝4. 大きな土地は分割して販売する
広い土地は、購入をためらう人が多いため、一部を分けて売ることが賢い選択です。
法的な制約に気を付けながら、上手に分割することで市場での魅力を高めることができます。
☝5. 境界線の確認を徹底する
土地の境界を正確に確認することで、購入者に安心感を与えることができます。
隣接する土地との境界をはっきりさせることが大切で、必要に応じて専門家に測量を依頼することも大切です。
☝6. 地盤の状態を確認する
地盤の安定性や土壌の品質は、将来の建物の安全性に繋がります。
事前に調査を行うことで、土地の魅力を高めることができるでしょう。
☝7. 過去の用途を調べる
土地の利用歴や以前の建物について調査することは、売却戦略において大切です。
過去のデータを元に、買い手のニーズに合わせたアプローチを見つけることがカギとなります。
☝8. 初期価格を高めに設定する
最初に少し高めの価格を設定することで、交渉の余地を持たせることができます。
値引きを考慮した価格設定にすることで、交渉がよりスムーズに進む可能性が高まります。
☝9. 売却のタイミングを見極める
地域の経済状況や市場の動向を観察し、需要が高まるタイミングで売却を行うことが理想です。
経済の流れを見て、最適なタイミングを選ぶことが大切です。
☝10. 近隣の人に相談する
周囲の人々に売却を相談することで、思いもよらぬ買い手が見つかる場合があります。
信頼できる人にアドバイスを求めることで、新たなチャンスを得られるかもしれません。
☝11. 不動産会社の査定を比較する
単一の不動産会社だけに頼らず、複数の会社から査定を受けて比較することが大切です。
これにより、納得できる価格を見出すことができます。
☝12. 開発業者への売却を検討する
住宅メーカーとの連携を考え、土地を直接買い取ってもらうという方法もあります。
特に周辺地域に開発計画がある場合、魅力的な価格での取引が期待できるでしょう。
2. 土地の価格査定の重要性
土地を売却する際に大切な流れの一つが「価格査定」です。
正確な査定を行うことで、希望する価格での売却を実現するための基盤を整えることができます。
適正な価格を理解し、スムーズな取引を実現する
土地の市場価格を把握することは、売却活動をスムーズに進めるためにとても大切です。
適切な査定価格を認識できれば、市場の動向に合わせた理想的な価格設定が可能となり、早期に購入希望者を見つけるチャンスが増えます。
反対に、売却を長引かせることで価格を引き下げる必要が生じる場合もあるため、初期段階での正確な査定が求められます。
複数の査定依頼が持つメリット
土地の価格査定を行う際は、必ず複数の不動産会社に査定を依頼することが大切です。
一社のみの査定では、その正当性を客観的に評価できず、さまざまな不動産会社のサービスや戦略を比較することも難しいです。
複数の査定結果を参考にすることで、より正確な適正価格を理解し、信頼性のある不動産会社を見つけるための貴重な情報を得ることができます。
現地調査の重要性とその影響
土地の価格査定は、一般的に簡易査定と現地調査の二段階で行われます。
簡易査定は限られた情報に基づいているため、実際の土地の状態を正確には反映しない可能性があります。
それに対して、現地調査では土地の形状や周辺環境、現状を詳細に確認することができます。
この流れを通じて、具体的で信頼性のある査定価格が得られ、売却活動を進める上で欠かせないステップとなります。
不動産市場の動向を把握する重要性
土地の価格は地域や時期によって異なるため、現在の市場状況やトレンドを把握することが重要です。
専門家による査定を受けることで、不動産会社は最新の市場データや過去の取引実績を参考に評価を行います。
専門家のアドバイスを活用することで、より良い条件で土地を売却できる可能性が高まります。
信頼できる業者を見つけるための査定
不動産の査定を依頼する際に、いくつかの不動産会社とやり取りをすることは、信頼できるパートナーを見つける絶好のチャンスです。
査定結果を受け取ったら、その根拠や妥当性についてしっかりと質問し、理解を深めることが大切です。
このコミュニケーションを通じて、自分の土地に対する関心や提案が適切かどうかを判断し、最終的にスムーズな売却活動を実現するための信頼できる業者を選ぶことができます。
3. 土地売却にかかる費用と税金
土地を売却する際には、様々な費用や税金がかかるため、事前にその内容をしっかりと把握しておくことが大切です。
売却時に発生する主な費用
◇ 仲介手数料
不動産業者に土地の販売を依頼する場合、仲介手数料が発生します。
日本においては、一般的に売却価格の約3%に6万円を加えた金額が相場です。
例えば、土地を1,000万円で売却した場合、仲介手数料は約36万円となり、この手数料は売買契約の締結時に払うことになります。
◇ 抵当権抹消費用
万が一土地に抵当権が設定されている場合、その抹消手続きについての費用が必要です。
司法書士に依頼する場合、かかる費用は約1万円程度ですが、自分自身で手続きを行うと、おおよそ1,000円程度で済むことが多いです。
◇ 測量関連の費用
土地の境界が不明確な場合、境界測量を行う必要があります。
測量の費用は、一般に35万円から45万円程度で、業者や手配時期によって異なるため、事前に見積もりを確認することが大切です。
売却時および売却後にかかる税金
◇ 印紙税
売買契約書には印紙税がかかり、その金額は契約の総額によって決まります。
例えば、売却価格が100万円の場合、印紙税は500円となります。この税金は契約を結ぶ際に支払う必要があります。
◇ 登録免許税
所有権移転のために必要な税金で、税率は売却価格の1.5%に設定されています。
この税金は、所有権移転登記を行う際に支払います。
◇ 譲渡所得税と住民税
土地の売却によって売却価格が購入価格を上回った場合、その差額に対して譲渡所得税が課されます。この譲渡所得にかかる税率は以下のようになります。
- 短期譲渡所得(所有期間5年以下):譲渡益の39.63%
- 長期譲渡所得(所有期間5年超):譲渡益の20.315%
◇ 住民税
譲渡所得には住民税も適用され、こちらも所有期間によって異なる税率が設定されています。
所有期間が5年以下であれば9%、5年を超える場合には5%の税率が適用されます。
節税対策の工夫
税金の負担を軽減する方法はいくつかあります。
例えば、居住用財産の売却時には「3,000万円の特別控除」を利用でき、この控除を活用することで譲渡所得から最大3,000万円を差し引くことが可能です。
更に、相続した空き家に関しても特別控除が適用される場合があるため、詳細を確認することが大切です。
土地を売却する際の費用と税金は非常に重要な要素のため、しっかりとした計画を立て、見積もりを適切に行い、必要に応じて専門家に相談することで、正確な情報を得ることが大切です。
4. 土地売却の注意点と事前準備
土地を売却する際には、取引がスムーズに進むための注意点や事前の準備を十分に把握しておくことが大切です。
土地市場の調査
土地を売却する前に、自分の土地がどのくらいの市場価格で取引されているのかを把握することが大切です。
周囲の土地の取引実績や価格を調べることで、自分の土地の適正価格を見極める手助けになります。
売却の目的を明確に
土地を売る理由を明確にしておくことも大切です。
購入者からの質問に対してしっかりとした答えを用意することで、信頼感を築くことに繋がります。
誠実な理由を伝えることで、買主に安心感を与えることができます。
土地の状態調査と整備
土地の見た目は、購入者に与える印象に大きく影響します。
特に未利用の土地であれば、雑草やゴミが散乱していると、購入者に悪い印象を持たれてしまうリスクがあります。
売却を考えている土地の状態をしっかりチェックし、必要に応じて清掃や整備を行い、良い印象を与えるよう努めましょう。
書類の整備
土地売却には多くの書類が必要です。本人確認書類や印鑑登録証明書、住民票、固定資産税の納税通知書など、必要な書類を事前に整えておくことが大切です。
特に、印鑑登録証明書や住民票は発行から3ヵ月以内のものが必要であるため、計画的に準備を行う必要があります。
売却スケジュールの策定
土地を売却するには時間がかかるため、余裕を持ったスケジュールを立てるようにしましょう。
焦って売却を進めることがないように、売却にかかる時間を考慮して計画を立てることで、より良い条件を引き出すことができます。
これらのポイントを考慮し、計画的に土地の売却に進むことが、スムーズな取引を実現することに繋がります。
正確な情報と戦略的なアプローチが成功へのポイントとなります。
5. 土地売却の手続きとお金の流れ
土地を売る際には、いくつかの大切なステップを踏む必要があります。
この流れをスムーズに進めるためには、各ステップについてしっかりと理解しておくことが大切です。
① 土地の査定を依頼する
土地を売る最初のステップは、不動産業者に価値査定を依頼することです。
専門家による査定を受けることで、土地の市場価値を把握することができます。
この際、複数の不動産業者に査定を依頼することで、より正確な価格を知ることができます。
② 媒介契約を結ぶ
査定が終わったら、次は媒介契約の締結です。
これにより、不動産業者に正式に土地の売却を委託することになります。
媒介契約にはさまざまな種類があるため、自身の状況に最も適した契約を選ぶことが大切です。
③ 売却活動を開始する
媒介契約を締結した後は、不動産業者が売却活動をスタートします。
最近、広告を出したり内見を行うなど、潜在的な購入者を募ります。
売却の進捗については、不動産業者と密にコミュニケーションを取り合うことが大切です。
④ 売買契約を締結する
購入希望者が現れ、交渉がまとまったら、売買契約を結ぶことになります。
この際、買主から手付金を受け取りますが、通常は売買価格の約10%が手付金として設定されます。
手付金は買主の支払い義務を保証する重要なものです。
⑤ 残金の授受と引き渡し
売買契約が結ばれた後、一般的には約1ヶ月後に残金の受け取りと物件の引き渡しが行われます。
ここでは、手付金を除いた売買代金が買主から支払われ、所有権が正式に買主に移転します。
契約書に記載された日付を守ることが大切です。
⑥ 仲介手数料の支払い
決済が無事に行われた後は、仲介手数料を支払います。
この手数料は通常、売買契約時に50%、物件引き渡し時に残りの50%を支払う形が一般的です。
事前に手数料を確認しておくと安心です。
⑦ 所有権移転登記の手続き
引き渡しが完了したら、速やかに所有権移転登記の申請を行います。
この手続きは司法書士が法務局に申請し、土地の所有者を売主から買主に変更する大切な作業です。
この登記が完了することで、土地の売却が正式に完了します。
⑧ 確定申告と納税の実施
最後に、土地の売却によって利益が得られた場合は、確定申告を行う必要があります。
売却の翌年に税務署に対して売却益を報告し、必要な税金を支払うことが求められます。この手続きをしっかり覚えておくことが、今後のトラブルを防ぐために大切です。
まとめ
土地の売却にはさまざまな手順と注意点がありますが、市場の動向を把握し、適切な準備を行うことで、効果的に高価格での売却を実現することができます。
不動産会社と密に連絡を取り、必要な書類の整備や税金対策にも十分に気を配ることが大切です。
土地売却は手間のかかる手続きですが、上手に進めることで、良好な取引条件を引き出すことができるでしょう。
よくある質問
Q1:土地を高く売るためのポイントは何ですか?
土地を高く売却するためのポイントは以下のようなものが挙げられます。
・建物の有無を考慮する
・地域の市場動向を把握する
・隣接地の取得を検討する
・広い土地は分割して販売する
・境界線を確認する
・地盤状況を確認する
などが重要です。
また、初期価格を高めに設定するなど、売却タイミングを見極めることも効果的です。
Q2:土地の価格査定はなぜ重要ですか?
土地の適正な価格を把握することが重要です。
複数の不動産会社に査定を依頼して比較することで、より正確な市場価格を理解できます。
これにより、スムーズな取引や理想的な価格設定が可能となります。
また、専門家による現地調査は、具体的で信頼性の高い査定につながります。
Q3:土地を売却する際の費用と税金にはどのようなものがありますか?
土地を売却する際には、仲介手数料、抵当権抹消費用、測量関連の費用などの諸費用がかかります。
また、印紙税、登録免許税、譲渡所得税、住民税などの税金も発生します。
これらの費用と税金を事前に把握し、適切な対策を立てることが大切です。
Q4:土地を売却する際の注意点と準備はどのようなことが必要ですか?
土地売却の際の注意点としては、市場調査、売却目的の明確化、土地状態の整備、必要書類の準備などが挙げられます。
また、売却スケジュールを余裕を持って立てることも大切です。
これらの準備をしっかりと行うことで、スムーズな取引を実現できます。
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監修者情報 MK不動産株式会社
代表取締役 三上 大喜 詳しく見る